馬通峠訣別の碑 三次市三和町羽出庭 |
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碑 文 銘 | 訣別の跡馬通峠 |
建 立 日 | 平成7年秋 建立 |
英 霊 | 三和町(村)出身 192柱 (建立後お一方が加わられたようです) |
解 説 |
安芸高田市甲田町と三次市三和町とを結ぶ県道52号線の市境の峠に碑がある。
当時、三和側から出征する方々は峠を越えて国鉄芸備線甲立駅から列車に乗られたと推測される。 碑文には「ここ村境馬通峠の丘に立ち 村民こぞっての盛大な見送りを受け 一死報国を誓って戦場に赴いた若人は七百余名。 ひたすら祖国の安泰と繁栄を願って北に南に転戦し 苛烈な戦いの中で望郷の念空しく最後を遂げ 再びこの地を踏むことのできなかった者は 百九十一名を数える。後に残された老幼婦女子は 言語に絶する苦難に耐えて故郷を守り続けた。 今日我が国 我が郷土はめざましい発展を遂げてきたが この繁栄の陰には 多くの戦没者の尊い犠牲が その礎となっていることを忘れてはならない。(後略)」とある。 この碑文を読むと訣別の地という言葉の重みをひしと感じる。 碑は平成年代に建立され、美しい金属プレートには各集落ごとに英霊の御芳名が彫られている。 |
行 き 方 | 甲田から県道52号線を三和方面へ約5キロ 道路左側 駐車スペースあり |
地図リンク | 地図 |